中谷礼仁『実況・近代建築史講義』
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中谷礼仁『実況・近代建築史講義』

¥1,980 税込

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送料小社負担。 ----------------------------------------------------------- 中谷礼仁 著 A5判並製 ヨコ組 208頁 ISBN978-4-900997-82-0 ブックデザイン:井川祥子 自然から様式へ──近代とは、近代建築とは 『実況・比較西洋建築史講義』と対をなす中谷建築史第一弾。ルネサンスから現代まで、ブルネレスキから藤森照信まで、近代500年の建築史を全12回で駆け抜ける。早稲田大学ティーチングアワード総長賞受賞講義を実況収録。近代建築の始まりをルネサンスにおき、第1部はルネサンスから産業革命まで、第2部はモダニズム建築の誕生と発展を概観する。第3部は日本に舞台を移し、江戸時代における建築の近代的萌芽を探り、現在を展望する。建築と建築様式の変遷、建築家たちがどのような課題に応え、どんな作品を生み出してきたのか、確かな歴史観の下にわかりやすく批評・解説。読んだら建築史が好きになる早稲田大学の人気講義をまるごと収録。版を重ねたLIXIL版の内容そのままに継続刊行。付録・近代建築家生没年年表付。 【本文より】 ルネサンス以降の建築は、問題の発見による新様式の誕生から始まり、それが飽きられ疲弊していき、その飽和状態から次の新しい問題が現れるというサイクルから逃れ出ることはありません。「問題の発見」→「解決」→「疲弊」→「新しい問題の発見」というサイクルが生まれたのです。  その意味で様式は繰り返されます。私たちが様式概念を獲得してしまって以来、自然な時間の流れは息絶え、形式的世界を往還するような宙づりの時間が始まりました。ルネサンス以降現在までは、そのような意味で「時間が宙づりにされた状態」であると言えるのではないでしょうか。 […]ルネサンス以降の建築史は、中世までが自然的成長史であるのに比して、人為的な操作の歴史であるとも言えるでしょう。これは私たちと建築との間に、より疎遠さが加わったということでもあります。近代の建築表現の前提となる特徴とは、この疎遠さです。これは中世までの流れとはまったく違う段階なのだと思います。(本文より) 【目次】 I 西洋近代 ルネサンスから産業革命へ 第1回 時間の宙づりとルネサンス 第2回 マニエリスムからバロックへ 第3回 新古典主義と知性の暴発 第4回 折衷と廃墟──19世紀英国 第5回 産業革命と万国博覧会──20世紀直前の世界建築 II モダニズムの極北 20世紀芸術運動と建築 第6回 基準・空間・構築──ミース・ファン・デル・ローエ 第7回 構成・速度・時間──アドルフ・ロース/ル・コルビュジエ 第8回 ランダムネス・革命・宇宙──未来派/ロシア構成主義/バックミンスター・フラー III 近代+日本+建築 「近代+日本+建築」への招待 第9回 白いくりがた──様式的自由と擬洋風建築 第10回 空白のメダイヨン──明治建築の成熟と崩壊 第11回 平和の発明──丹下健三について 第12回 クリティカル・グリーニズム──日本の建築1970年代以降 講義の公開に際して 収録情報/講義情報 図版出典 索引